第31回愛知まちなみ建築賞

愛知まちなみ建築賞は、愛知県が主催している建築の賞で、良好なまちなみ景観の形成や潤いのあるまちづくりに貢献していると認められる建築物やまちなみを毎年表彰しています。

第31回の今年は、7作品が表彰されました。

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/koen/machiken.html

素晴らしい建築が選ばれていますが、その中で、特に関心を持ったものは、久屋大通に面して建設されたホテル、TIAD Autograph Collectionです。

久屋大通に面した建築は、視覚的に、通りの豊かな緑を活かしたものが多いですが、より積極的に空間的にも活用していると思います。上層に行くほど後退している様々な壁面や1,2階のガラスに映りこむ緑、ホテル内の緑が通りの緑とつながることなどで、さらに通りの空間も魅力的にしています。

内部からはロビーやプール、客室など、いろいろな階で用途に応じ、街路樹や公園の緑が借景として、見事に活用されています。ちなみに、アフタヌーンティーの場も緑が背景となり、美味しかったです。

三重県でも四日市市の中央通りなど、これから緑豊かな通りと、通りに面する魅力的な建築が、建設されていくと思います。

https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1684824663845/index.html

緑や水を、視覚的にも空間としても、うまく活用し、潤いと安らぎのある場を作っていっていただきたいものです。